2010年02月23日
モーグル人生
気がつけば、もう一週間以上のご無沙汰だ。
すみません・・・
先週は金曜から三連ちゃんの講演で少々疲れてしまったのだ。
金曜は夜が明治安田こころの健康財団の講座。主として臨床心理士を対象とした専門家向け講座である。
実はこの時楽しみにしているのが、高田馬場駅から会場までの途中にあるラーメン店「えびそば、二代目けいすけ」だ。通りがかりになんとなく入った(こんなことはめったにない)ら、とにかくおいしかった。えびそばもつけそばもおいしい。おそらく固定ファンが多いのだろう、いつも満員ときている。ところが私が入るときは、いつも席が空いているのだ。まるでモーゼが歩く時に海が割れたように・・これってちょっと大げさです。
その後、在京岐阜高の同窓会に9時から参加、旧交を温める。
翌日は江ノ島にある「かながわ県女性センター」での講演。テーマはDVである。
定員50名だったが、申込者多数につき結局会場を広げて102名の参加だった。
DV被害者のグループとDV加害者グループ、さらにDV被害を受けた母子のグループにかかわっていると、まるで映画「アバター」のように、DVが立体的に見えてくる。
右目と左目によって網膜にうつる像がずれることで、あの3Dメガネをかけると画像が飛び出して見えるのだ(ああ、迫力あったなあ、さすがジェームス・キャメロン)。そう、被害者・加害者・そして子どもの三者の世界はずれまくりなのである。
この3つの世界を3Dメガネをかけて見ることで、立体的にDVをとらえることができる。そんなメガネを意識しないと、たぶん、混乱してしまうのではないだろうか。
その後、本郷三丁目で日本臨床心理士会の会議に参加。途中で1時間空き時間があったので、カフェで原稿を書く。
日曜は年一回の恒例の「ぴあさぽ祭り」の司会。
今年のゲストは田中美津さんだ。伝説のひとであるが、彼女いわく「私は現在しか生きていないのよ」。
リブの闘士だった彼女は今では身体とこころのつながりに向かい合い、太い鍼を打つことで訪れるひとの生命力を高める。
「鍼を打つとね、まるで蜘蛛の糸がするすると降りて行くように、その先で生命が脈打つのがわかるのよ」
「ところが、全然生命力を感じないひともいるの」
う~ん、鋭い。似たような経験は臨床にかかわっていると多くの援助者が味わっているに違いない。
熱狂的ファンも多い美津さんだが、終わってからハルエさんといっしょにお茶をしていると、最初に彼女に会ったときにタイムスリップしたような気分に襲われた。
「人生、上がったり下がったり・・・そう、モーグルよ。モーグル人生!」
相変わらず、言葉を紡ぐ才にあふれた魅力的な女性だ。
というわけで、さすがの私も3日連続で少々疲労困憊。
ところが締め切りだけは非情である。昨晩も帰ってから深夜まで小児科医を対象とした研修会用のレジメを約20枚書き上げる。
3月はこれまた地獄のようなスケジュール。
講演が朝カルを加えると計7回。仙台と新潟に遠出も含まれる。
原稿締め切りはこれまた超非情×2である。書評も一本、専門誌が二本。
ああ、高速スピンか四回転ジャンプのように指が動いて原稿が書けたらなあ。





