2010年01月17日
いわゆるひとつのブックフェア
寒い日が続いている。
でも子どものころを思い出せば、これくらい手がかじかむほどの毎日が続いていたような気がする。なにしろ「おおさむこさむ、山から小僧が飛んできた・・・」といった歌を実感こめてうたっていたくらいなのだから。
今日16日は日本臨床心理士会主催、臨床心理センターの一日研修を担当した。HCCから私と田中、高橋の3名で分担して午前・午後の研修を実施したのだ。
参加者数もこじんまりとしてなかなかいい研修だった。
きわめて実践的、具体的な研修はほんとに日々の仕事に役に立つ。遠方から参加されたひとたちも多く、期待にこたえられただろうかと不安もあるが、きっと何らかのヒントや助けになったのではないかと信じたい。
臨床心理士、さらにカウンセラーというと一般のひとからは「心の中を見透かされている」「心を覗き込む職業」などと誤解されるかもしれない。
たしかに、そのような姿勢のひとたちもいるだろう。
しかし、HCCでは(少なくとも私は)そんな立ち位置をとってはいない。
さて、新宿紀伊国屋書店5階心理学書コーナーで「心ない心理学フェア」が開かれている。
そこに書かれたキャッチコピーが秀逸なのだが、まあ足を運んでそれだけでも読んでみてほしい。
「諸君!我々は心の時代に別れを告げた!!・・・・」から始まるのだ。
仕掛け人がだれかはわかっているのだけど、ここにそれを書いたのは、開設以来とっくに私たちは別れを告げるどころか、縁を切っているということを言いたかった。一般のひとたちからはどのようにみられているかは別として、心という言葉など久しく使ったこともない。
でも、「専門性」という言葉だけは使い続けるつもりだ。その限界を意識しながらも、それを生活の糧にしているのだから。それに自分のことは自分がいちばんわかっているということばもうさんくさいと思う。
言いかえれば、当事者たちから「僕たち私たちだけではちょっと不足なので、どうか専門家づらしてください。そういうひとが必要なんです」と言って生み出されたのが専門家かもしれない。決してその逆ではないということだ。
そのフェアには私の本も二冊置かれているので、まあいちどご覧あれ。
青森のねぶた祭りは有名だが、先日もブックフェアの帰りに「のぶた祭り」とやらを主催されて参加した。ああ、60余年生きてきて、自分の名前が祭りとなるなんて・・ほんとに年をとってよかった(とは正直思ってはいないんだけど)
それにしてもとにかく楽しい祭りでありましたとさ。





