2011年11月24日

セショラーって?そして有田市から大分市へと

今日(23日)は大阪府枚方市で講演。
約90名の方が聞きに来ていただいた。午後は雨も降っていたにもかかわらず、大勢の方に聞いていただけたこと、感謝です。
主催者の皆様にもお礼申し上げます。本もたくさん買っていただき、うれしい限りです。
昨年は神戸でも講演したせいか、おなじみの方もちらほら。それまでは大阪周辺での講演は少なかったのだが、このところ大阪府での講演が増えたせいだろうか。
来年の3月は豊中市でも講演の予定。皆様また聞きに来てください。

今週の月曜から生まれて初めての腰痛を経験し、これは指圧がいいだろうと思い仕事帰りにマッサージをしてもらったのだが逆効果。ますます痛くなり、このままだと講演に行けるだろうかと不安になるほどだった。
思わずツイッターでそのことをつぶやいたら多くの方がアドバイスをしてくれ、とにかくお風呂に入って温まることにした。ぎっくり腰だと温めてはいけないらしいが、私の場合完全に原因がわかっていたため、お風呂に入り、睡眠をとった。
そうしたら昨日はかなりよくなり、講演当日の今日はちゃんとハイヒールを履いてでかけることができた。
講演最中も2時間以上ずっと立ちっぱなしでも大丈夫だった。
原因は、とにかく長時間座ってPCで原稿を書いたことが一番だ。節電のために床暖房も入れず、寒いのをがまんしていたのもよくなかった。
まあ、この年まで腰痛経験がないことが奇跡みたいなものだから、これからはせいぜい気をつけて暖かくし、ストレッチもし、そろそろ水泳も再開しようかな、などと思っている。

さて、今週末は怒涛のスケジュール。
土曜は「摂食障害だよ、全員集合」というNABA主催の催しがある。摂食障害者=セショラーたちの大会である。
オリンピック青少年センターで、午後1時からの予定。私は基調講演とやらを頼まれているのだ。
その夜は某クリニックのマジックショーに顔出し。親しい精神科医の先生がほぼ毎年開いている楽しい催しだ。
翌朝は8時20分の羽田発の飛行機で福岡へ。午後から佐賀県の有田市で講演。
これもDV防止週間の催しとしてである。博多からJRで約1時間。
そのまま夕方博多に戻り一泊。翌日はそのままJRで大分まででかけ、午後は大分で九州のの婦人保護関係者の集まりにて講演。テーマはDV加害者対応である。
月曜はHCCをお休みすることになる。スタッフの皆様、留守をよろしくね~

そのあいだを縫って依頼されている意見書を二通書かなければならない。意見書というものは、見通しが明るくない場合に必要なのだと聞かされたが、たしかに裁判官や調査官などをどのように説得するかという効果をねらったものになるだろう。
これまで何通かの意見書を書いてきたが、非常に厳しい結果が多い。
日本の裁判所はDVに対してきわめてシビアである。これはカナダもノルウエーも同様らしい。最後まで変わらないのが裁判官だ、と何度も聞かされた。

ともあれ、懸案の二つの連載原稿をいちおう脱稿できたので一安心。腰痛の中原稿を書いているときは「なんて因果な商売だろう」と泣きたくなった。この年になってまで、こんなつらいことを続けなければならないなんて、としばし呪う気分にもなった。
でも、なんとか原稿は書き上げたし、ちょっとだけ、ほんの少しだけいい気分である。

往復の新幹線で「現代思想」上野千鶴子特集を読む。表紙も中の装丁もすばらしい。上品でなおかつシンプルな香気ただよう本にしあがっている。
私も駄文を寄稿しているが、なんとまあ豪華な執筆陣だろう。上野さんの30年以上の疾走するかのごとき活躍が一望のもとにみわたせる本である。

今日の講演のあとで、ひとりのひとが「息子が『パパと怒り鬼』を読んで、ほんとうに感動したと言ってました」と話しかけてくれた。
彼女はHCCのDV被害者のグループカウンセリングにも参加していたひとで、その息子さんがいたく感動したとのことであった。
私はこれまでDV被害者については、自慢じゃないけど日本でも数少ない理解者だと自負してきた。しかし父のDVを目撃して育った息子の抱える困難は、「パパと怒り鬼」にかかわることで初めて知ったような気がする。
彼らは父親をきらいになりたくないのだ。そのことは、フロイト的なエディプスコンプレックスとはまったく異なる次元の話だろう。
父であるひとが唾棄すべき、忌み嫌うべき人であってほしくないのだ。
そのことは一歩間違えば「おやじのことはよくわかる」というホモソーシャル的妥協に連なる危険性もはらんでいる。
しかし、暴力をふるったことは事実だが、そのことが父の全人格を否定するものではないと思えること(それは絵本では主人公の少年の願いでもある)で全肯定でもなく全否定でもない、新たな道が開かれるのだ。
そのことを痛感させられた。

往復の新幹線はなぜかず~っと眠っていた。
行きは名古屋も気づかず、目をさましたら京都駅だった。帰りも同様で、品川で目がさめた。
やはり疲れているのか、それともよほど東海道新幹線との相性がよくて眠りやすかったのか・・・

腰痛から解放されてよかった!!

投稿者 sayoko: 03:24