2011年09月17日
残暑、長く続き過ぎ~
中秋の名月を見ることができたので、少しだけ秋を感じた夜だった。
残暑が厳しいけれど、夜になるとさすがに空気もわずかに冷えるのか、一直線に横並びのナイヤガラの滝のような雲に上に、ぽっかりと白い月が浮かんでいた。
長期にわたりご無沙汰してしまいすみませんでした。全国でこのブログを楽しみにしていらっしゃる方がいると思うと、「今夜こそ」という誇大的責任感におしつぶされそうだったのは事実です。ここに深くお詫びいたします。
その言い訳をいくつか。
日本心理臨床学会のために博多に3泊。
そのあいだにももうすぐ刊行される「母が重くて…」の続編の校正とあとがき執筆。その後朝日新聞出版の「一冊の本」の原稿執筆。
さらに「ザ・ママの研究」が理論社からイーストプレスへと出版社を変えて増補版として再刊行されるため、付録として「パパの研究」を書き足す。
もちろんカウンセリングの仕事は連日ぎっしり。
原稿催促の℡やメールが入ると、ほんとうに泣きそうになる。遁走(フーグ)という専門用語があるが、そうしたくなってしまうほどだった。
でも、ずっとそうして走ってきた。いつもへとへとになりながらなんとかゴールにたどりついてきた。きっとあの息切れ感が嫌いじゃないんだとも思う。
しかしこのところ異変が。週一回くらいの割合で、猛烈に疲れを感じ、ベッドに倒れこんでしまうほどになる。睡眠をとればなんとか持ち直すのだが、単なる夏バテではないだろう。そんなときは「ああ、もう私もそろそろ潮時なのかもしれない」とぼんやり考えてしまう。
フェイドアウトの仕方をちゃんと考えておかないと、周囲に迷惑をかける。そのためには・・・と考えているうちに再び元気が戻ってきて、いつもの万能感的アドレナリン充溢的状態に変容するのだ。
DVにサイクルがあるように、私のこのような状態もサイクルがあるのかもしれない。
ひさしく東日本大震災について書くことがなかったけれど、先週某所でクローズドな集まりがあり、そこで「震災と女性」について2時間くらいパワーポイントを使い講演した。
夜明けまでかかったパワポだったけど、おかげでずいぶん被災について勉強になった。また、被災地の情報が伝聞ではあるがいくつか入手できたこともありがたかった。
某メルマガにそのあたりのことは書くつもりだ。被災地で起きるだろうアルコール依存症の増加、秩序回復の裏側で進むジェンダー役割の強化、やり場のない絶望感の受け手としての家庭内弱者である女性と子供(DVと虐待の増加)・・・・。
そして何よりその土地を離れる人たちの増加である。
福島県の人口流出数の多さは衝撃だったが、三陸沿岸の街や村で起きているのは、櫛の歯が欠けるようにいなくなる男たちと若い女性だ。前者は山谷などに出没する手配師によって西日本の工事現場などに出稼ぎに行く。
(ちなみに博多の街があまりに勢いがあることにショックを受けた。明るく、活気に満ちた駅前は、東京とは別世界だった。)
いわゆる震災による出稼ぎ労働者として被災地の男性が駆り出されていく。毎日、ひとりまたひとりと男性の数が減っていくというのだ。
若い女性の中には、風俗店やキャバクラ・デリヘルなどに出ていく人も多いという。
かつて東北の大飢きんの際、娘を吉原に売る親がいたというが、21世紀になってもその構図は変わらない。異なるのは表向き強制ではなく、自己選択という契機を経ているという点である。
仮設住宅というプライバシー再獲得によって、おそらくPTSD的症状も発露するだろう。
あるひとは、半年を過ぎて初めて自分が人の手を見ることができないことに気づく。それは、目の前で隣人が津波にさらわれながら片手をずっと掲げ続けていた光景が脳裏からさらないからであった。
悪夢を見るのがこわくて、酒量が震災前の倍に増えたという男性も多いという。
こころのケアという言葉がこれほど叫ばれたことはなかったような気がする。私はいまだにこころのケアとは何かがはっきりしないままなのだが、上記のような状態はトラウマを扱う専門家が必要だということを表しているだろう。
被害をうけたひとたちに常識の枠組みをそのまま当てはめることは、支援者か、それとも被災者かのいずれかが傷つくことになる。それほどに被害というものは、従来のお定まりのフォーマットでは対応不可能なのだ。
DV被害者のグループカウンセリングを実施しながらそのことを痛いほど実感させられてきたため、被災者との対応におけるこのようなポイントは実によくわかる。
そんな私のこの1週間の元気の素は何か。
答えは「赤と黒」である。韓国のテレビドラマ(昨年3月放映・日韓共同制作)で、全20回の予定だった。このあたりはイビョンホン主演の「IRIS,アイリス」と同じパターンだが、主演男優が徴兵されることになり、急きょ17回で終了となったといういきさつがある。
冬ソナの時にはかなり長期にわたりBYJにハマり、その後斎藤佑樹にハマり、その都度今は廃刊になった「論座」(朝日新聞出版)に論考を発表させてもらった。つまりハマってもただじゃ済まさないという意地汚い私なのである。
だから、しばらく用心していたのが、すっかり油断して観てしまった。そして予想どおりハマってしまった。あ~あ、キム・ナムギル(KNG)!!!
礼賛を書かせたら終わらなさそうなので、短くしておく。
まず184センチ身長、細身、というのがいい。
それに髪型、目線の方向、ひげの有無でガラリと印象が変わるのがいい。カメレオン俳優という褒め言葉があるが、そこまでは言い切れないけれどなんていうか、可塑性がすごいのだ。
典型的なイケメンではない(チャンドンゴン、ウォンビンみたいに)し、粗野な感じもするが、その動物的なところが韓流スターにはこれまでなかった点である。
NHKもわざわざ「新韓流ドラマ」と銘打っているように、予定調和的お約束の中にもそれを打ち破るような怖さをかもしだすスターである。
たぶん、ブレイクするだろう。
KNGは昨年から来年7月まで軍隊暮らしだ。おそらくNHKは小出しに再放送し、DVDも彼の除隊に合わせて売り出すだろう。しばらくは動画サイトを毎晩のぞき、目で愛でることにする。
ツイッターにもあったが、KNGは中毒性のある顔なのだ。一見イケメンじゃないからこそ、嗜癖が発生する。
というわけで、久々にアップしました。
皆様、3連休を充実してお過ごしください。
私は、以上の理由からすっかり仕事が溜まってしまったために、ほとんどを原稿書きで終えることになりました(涙)、ああ、快楽の代償は大きい!





