2009年01月11日

ぎりぎりのところで

なんとか風邪をひかずにこの冬をスルーできるかと思っていたが、一昨日からぞくぞく背中が寒く、のどの調子が悪くくしゃみも出たりしている。2連休はおとなしくこもって原稿ばかり書いているつもりなので、なんとか持ち直してほしい。
そんな中「シャイン・ア・ライト」というザローリングストーンズ(RS)の映画を見てきた。監督はかのマーチン・スコセッシだ。
デビューは62年だから、驚異の長持ちロックバンドである。ミックジャガーのあの贅肉のそぎ落とされた細身の体躯、まったく年齢(63歳〜撮影当時)を感じさせない動きを見ると、いったい老いるとは何だろうと思う。たしかに顔のしわは隠しようもないが、彼はそれを隠そうなどと思っていないように見える。
芸能人の多くが整形をして(おそらく)、外見の若さを保とうとしている中で、ミックジャガーやキースはしわくちゃの顔なのに、異様に若々しいサウンドと動きを誇っている。
観客の年齢も幅広く、私くらいの60代から20代の若者まで、みんなが画面の彼らの熱気に圧倒されている。
各地の敬老のイベントで、あの映画を上映したらどうだろう。
RSのすごさは、妙に若さに恋恋としてはいないところだ。とにかくロックが好きなんだ、というだけなのだ。すごいですね、いつまでも若いですね、といった他者の評価はどちらでもよく、好きな音楽をずっとやり続けるだけやるだけというシンプルさがいい。
しかし、確実に年齢相応という基準はあの映画によって変わるだろう。それにひとつの老いのロールモデルとして、彼らの意図とは無関係にRSは位置づけられてしまうだろう。

映画館ですごく寒かったので、ぎりぎり風邪の悪化を抑えているという感じで帰宅した。

投稿者 sayoko: 01:12