2007年02月15日

雪のない冬は、おろおろ歩き

春一番が吹いたって?いったいどうなってるんだろう(涙)
雨にも負けず、ではなく、暖冬にも負けず今日も一日が終わる(ふー)
日照りの夏はおろおろ歩き、ではなく、雪のない冬はおろおろ歩く。
北海道や新潟の友人たちから、今年はまったく雪がない、雪が少ないという便りをいただく。
名古屋での講演は100人を超すひとが聞きにきてくれた。それにしても暖かかったなあ。岐阜高校の同級生の女性たちも来てくれて、懐かしいひとときだった。
今週末にたぶん、某新聞に、私の文章が掲載される予定だ。DV対策について、バラバラ殺人事件のからみで述べたものだ。また別の某新聞にもインタビューが掲載される(近日中)。
新聞の影響は大きいので、何度も担当女性記者のかたがたと、深夜まで携帯で文章を推敲したり、ファックスのやりとりをする。こんなに丁寧に掲載文を練ることができるなんて幸せだと思う。
被害者が逃げまどうだけ、保護されるだけの政策に対する疑念、加害者(いじめも含む)に対して、ひたすら責めて反省を迫るだけでは効果がないこと、これらの思いは強まるばかりなので、マスコミの媒体にとりあげられるのはラッキーだ。
「美しい家族」(@安倍政権)の強調や、近年の女らしさ、男らしさの強調(ex産む機械)は、的外れだということがわからないのだろうか。途方もない楽天(ソフトバンクとちゃうか?)主義としか思えない。ああ、お幸せですこと、そんなに家族の力を信じられるなんて、おほほ・・・
たぶん、そんな根拠のない信仰は自民党的ホモソーシャル集団を覆っており、「最後はさ、女が踏ん張ってくれよ、な」という押し付けに何の疑念ももっていないことを表している。
家の中のことなんか、男が真剣に考えるに足ることじゃないさ、あんなもんは女にまかせとけばいいっちゅうのってね。懲りないね、彼らも。見えてないんだろうか、足元の反乱が。
金がなくて子どもを産めない女性、産むのは中絶の金のない若者、育てるスキルのないヤンママたち。高学歴の女性ほど、結婚も出産も懐疑的になる。だって、女性が失うものが余りに大きいことが、すっかりみえてしまっているからだ。ワーキングプアの中心は女性たちだ。
少子化は女性たちの反乱だってことが見えてないんだろう。
家族主義が家族を破壊する、という社会学者たちのことば(たとえば山田昌弘さん)を、私はカウンセリングの現場で実感している。
復古や精神主義の称揚でなく、補修(メンディング)、枠組みのリコンストラクション(再構築)、シンプルな人権擁護、といった政策こそが必要だ。
一見それは従来の「美しい家族」と矛盾するかにみえるが、誰かの犠牲で成り立っていた家族から、むやみに殴られむやみに傷つけられることのない家族へと転換するだけのことなんだけど。
座布団の上にすわっていたひとは、それを支えている存在がみえない。座布団は自分が稼いだ金で買ったと思っているからだ。
こんな天候は、私たちの皮膚感覚のレベルでひそかな不安を喚起させる気がする。相変わらず原稿に追いまくられているが、桜の咲く時期がどれだけ早まるかと思うと、こわくてたまらない。

投稿者 sayoko: 23:03