2006年12月04日

DV・依存症

昨日は横浜市あざみ野の「アートフォーラムあざみ野」でDVについての講演。
90名定員だったが、キャンセル待ちも出るほどの盛況ぶり。
主催は「エンパワメントかながわ」というCAPのグループだ。クライエントの方たちも多く駆けつけてくださって、なんとなくアットホームな感じの講演だった。しかし現在も進行中の問題でお困りの方も多く、身の引き締まる思いもした。
最近のDVの講演では必ず加害者プログラムのことを話すことにしている。詳細についての質問が出るが、お伝えするにはその倍の時間もかかるので、残念ながら割愛することになる。
DVの基礎的知識は、もう私なんかが話す必要もないだろう。むしろDVと虐待の交差、そして加害者プログラムがメインテーマとなる。
さらにアダルト・チルドレンのグループカウンセリングで得た情報は、私の予想通り、被虐待経験の証言であることに確信を抱いている。
彼女たちはまさにDVと虐待の中を生き延びたひとたちなのだ、と再確認。
終了後「のぞみ」で岐阜入り。
岐阜高校のミニ同窓会を夜中の12時まで。
今日は岐阜ダルク2周年記念フォーラムで講演だった。
200名を越える参加者で、ぜいたくな構成だった。私の講演は約1時間だが、最後がすごかった。
名古屋ダルクのかのケンさんと(彼はフェロモン出まくりのかっこいいヤク中なんだよ)、ダルクを創設した近藤恒夫さんが舞台で並んであいさつしたのだ。たぶんあんな光景を私はもう見ることができないだろう。
久々に依存症のシンプルな原点を見る思いで、いやあ感動したね。
そうなんだよ、生と死が隣り合わせになった世界に咲く毒々しい花が依存症なんだということ。統合失調よりもっとえぐいというか。その花はきわめて生命力が強いときてるし。
帰りの新幹線で大崎善生の「ドナウよ、静かに流れよ」をざっと読む。きわめて浅い作品でがっかり。予定調和的、結論みえみえの大仰な筆致は辟易させる。美しい親子愛、そして19歳の女性と36歳の男性の自殺の美化。
隠されたのは、両親と主人公の関係ではなかったのか。あそこまで彼女が両親を拒否する背景を仮説でもいいから想像力をめぐらすべきでなかったのか。
実録だからこそ、どこかで腰が引けているのか。
いずれにしても品川駅でゴミ箱に文庫本は捨ててしまった。以前嶽本のばらの本も、あまりにくだらなくて京王線の駅のゴミ箱に捨てたことがある。
さて、本題の原稿にとりかかろう。

投稿者 sayoko: 00:34