2006年11月01日

蓬平(よもぎひら)温泉

長岡の講演会は60人ほどのひとが参加され、二部構成で楽しく語ることができた。長野から2時間半かけて聞きに来てくださったいつもの方から、旅館の夜食としてラーメンを差し入れてもらった。ありがとうございました。
長岡講演のあと、主催者である「おんなのスペース長岡」の荻野さんをはじめとする女性たち3人と蓬平温泉に。
長岡の奥座敷と呼ばれたこの温泉は、2年前の上越地震で大きな打撃を受けた。いちやく有名になった山古志村のすぐ近くだからさもありなんだ。
3つの旅館があるが泊まったのは和泉屋である。
食事は実においしかった。特に最後の締めとして、お釜(卓上サイズ)に火をつけて30分くらいかけて米を炊き上げる趣向はナイスだ。新米のせいか、ほんとにほっぺたが落ちそうにおいしかった。
サービスも心地よく、本当に震災からの復興に意気込んでいるのが伝わってくる。わたしもこうしてBLOGでわずからながら応援したい。
朝食もバイキングにしては手作り感がいっぱい。なにしろ大好物のお漬物が6種類ほど並べられている。おかげで昼食を食べずにいられたほどだ。
家の倒壊がほとんどないのは、毎年1メートルをゆうに超える雪の重さに耐えるように太い柱を使ってあったお陰らしい。地震のうれしい副作用として、泉質の変化が起きたとのこと。
たしかに、肌がつるつるになる感じがした。源泉は16度で、加熱してあるとのことだったが、温度も熱すぎずちょうど私向きだった。珍しく夜と朝の二回露天風呂に入った。目の前に広がる山肌にはいまだに地震の爪あとが残っているが、あちこちで復興の工事も進んでいる。
約30万都市の長岡だが、DVと虐待の包括的援助、さらにはその前提としてのDV加害者プログラムの実践のためには、ちょうどいいサイズの都市である。
DV加害者プログラムについての講演依頼はかなり珍しい。さきがけといっていいだろう。
東京都のどこからもそんな依頼はない。来年の鹿児島くらいのものだろうか。
私の実感は「時代は加害者に」というものだ。
別にWEBちくまの宣伝をしてるわけじゃないけど。それにしても「サラマンド」の感想にはてこずった。一回UPしたものを全面的に書き直したのだから。
不思議なもので、よい映画ほど寝かせるほどに感想が変化する。まるで発酵するかのように。「ある子ども」もそうだった。「息子のまなざし」なんか1年以上経ってから書いたものだ。
ベルイマンもやはりそうだった。
3日経ったらすっかり感想は逆転してしまったのだから。
ちょっと長いけど読んでくださいね。要は女性が男性を置き去りにしていく、という映画だった、ということを言いたいだけなんだけど。
東京以外の方は、いずれ公開されると思うのでまあ見てください。

投稿者 sayoko: 02:43