2006年10月10日
42人目の犠牲者
アンナ・ポリトフスカヤが射殺された。
モスクワのアパートのエレベーター乗り場で4発の銃弾を受けて。
かねてよりチェチェン問題などでプーチン政権を鋭い舌鋒で批判し続けてきた女性ジャーナリストである。2年前には飛行機の中で毒殺されかけて重態になったこともあったという。最近ではチェチェン独立派に対するプーチン政権の拷問記事を書いており、発表前に殺害予告や脅しがあったらしい。
旧ソ連崩壊後、プーチン政権になってからジャーナリストに対する弾圧は激しくなっており、殺害されたジャーナリストは42人にのぼる。
わが国はどうか。あからさまな弾圧はない、というひとがほとんどだろう。しかしお上を、権力者を「推し量って」自粛するひとが後を絶たないのは現実だ。日本の言論操作は、このように隠微に、しかもソフトに、粛々と進行する。
誰もが強制などされずに、自由を満喫しながら、自分の判断で自己責任において、自発的に誰かの意図を先取りして、その意を汲んで自粛するというかたちを取る。
北朝鮮の核実験も大きなニュースかもしれないが、42人目の犠牲者についても述べて欲しかった。
投稿者 sayoko: 03:38





