2006年06月08日

仕込みの季節

ああ、いそがしい、いそがしい(あせ、あせ)!
千葉産の青唐辛子を細かく刻みこうじとしょうゆで漬け込む。そう、三升漬けの絶好の季節がやってきた。
先週テレビを見ながら漬けこんだものがもう食べごろになった。一年かけて集めたガラスのびん(ジャム、塩辛などが入っていた)に入れ、冷蔵庫にしまいこむ。何人かにおすそ分けするためだ。もちろんHCCでも昼食時にみんなで「おいしい、おいしい」と食べるのですよ。
それから毎年恒例のぬか漬けも開始。
そういうとみんなが「えーっ」と驚くんですねえ。何を隠そう、わたしはこの上なく漬物が好きなんです。残念ながら甘いものはほとんど食べれないぶんだけ、塩辛いものがないと生きてはいけない体なんですよ。
クッキーを一口食べたら、たくあん一切れ。これでやっとバランスがとれるというわけ。
それも近年の塩抜きしバカみたいに気の抜けた減塩漬物ではなく、ぴりりと塩の効いた漬物でなくっちゃ。
ぬか漬けは今年で3年目のぬかを使っている。忙しいので冷蔵庫のお世話になるのが超残念。本当は昼食後にきうりを漬け込んで、ちょうど夕食時に出すと絶好の漬かり具合なんだけどねえ。ふたを開けるとふっくらとぬかが膨らんでプーンといいにおいが漂う。
ぬかから出したばかりが一番おいしいんだけど、30分くらい経つとこれまた別の味わいが出てくる。ぬか漬けって奥が深い。ひょっとしてそば打ちよりもねえ(こんなこといったらそば打ちおやじから叱られるかも)。
かつて今よりずっと時間があったときはぬか漬けも白菜漬けも、梅干まで自分で漬けたものだったのさ。理由は簡単、自分で漬けたほうがずっとおいしいから。
今でもナス、きうり、カブ、大根などを前の晩に漬け込んで、HCCまで持っていき、お昼ご飯といっしょに、時にはおやつ代わりに食べるというわけ。
ぬかを混ぜたときに手のひらにしみこむあのにおいがなんともいえない。思わず息を吸い込んでうっとりしてしまう。これこそほんとにぬか味噌臭いオバさんだね。
原稿の合間に(というか書きたくない時は)日光の揚げ湯葉を調味料を指定どおりきっかり計ってこっくり煮込んだり、軽井沢名産の花豆をこれまた沖縄産のキビ砂糖でさっぱりと煮上げたりしている。
やっぱり手作りはおいしい。料理していると頭は空白になるし、手順を考えるのは障害物競走のような快感もある。でも、これが義務になるとどれほど苦しいものかはもう十分経験したのでいわずもがなであるけれど。

投稿者 sayoko: 01:08