2006年01月09日
3連休はユニクロのフリースで
俗世ではなんだか知らんが3連休とか。
私にゃ関係ないんだよ、とほほ・・
昨日日曜出勤でHCCに行った以外はほとんど外出もせず、ユニクロのフリースの上下をはおり、ノーメークでひたすらパソコンに向かい原稿を書きまくるだけでした(今も)。気分転換に本を読んだ。これが大当たりでさ、アマゾンで注文してよかった、よかった。
みすず書房から刊行開始の「理想の学校」シリーズ。一括どれでも1365円。執筆陣はいわゆる売れっ子ではないが(もいる)、その道の第一人者。
わたしは詩が大好きなんで(短歌もだけど)、ちなみに「中原中也 悲しみからはじまる」佐々木幹郎著を読んだ。30分で読了可なのだが、内容は濃い。
3つの講義(ですます調)から成る内容は「高校生でもわかる」と銘打っている。だからわたしでもすぐ読めたのか、と思うが久々に読み応えがあった。
出版社各社が新書ラッシュのなか、1365円均一でわかりやすく、しかも厳選された著者が精魂こめて分量を「削る」のだから、これは買うべきだ。
なぜ話題にならないのかそれがわからない。
世には同じ値段で、テープを起こしたようなBLOGをリメークしたようなお手軽な本が何冊も溢れているが、このシリーズは一味違う。さすが、みすずだね
本は長くて難解な表現であればいい、という常識をくつがえす。
もう一冊は同じくアマゾンで注文した「カルチュラル・ポリティックス1960/1980」せりか書房である。お気に入りの北田暁大が終章のoverviewを書き、あと二人が編者になっている。
何よりの感慨はわたしが過ごした青春期がいまや歴史の空白期である「現代史」の焦眉の対照となっていることだ。
とりあえず「パルタイ」で衝撃デビューをした一時わたしも愛読した倉橋由実子の章を読んだ。
「リブ前夜の倉橋由実子ー女性身体をめぐる政治」鈴木直子、である。
これもそれほど長くはないが、あの抽象的難解な倉橋由実子が初めて「わかった!」という気になった。田中美津のリブと倉橋由実子とを対比させ、本質主義対構築主義と断じている。
彼女が文壇デビューしたときの男性評論家の批評がどれほど性差別に満ちたものだったかを再読すると、倉橋由実子が女性の身体を捨てて「いち早く老人化」することで、その戦場から撤退したかがわかる。
ちなみに倉橋は「星の王子様」の新訳を完成した2005年の6月に逝去した。幸いにわたしはその新訳を購入しており、ひまを見つけて読んでいるのだ。子ども向け、という子ども蔑視を厳しく嫌悪する彼女の訳は「おとな」向けの表現になっている。
この3日間で書いたもの、信濃毎日新聞の連載3回分、家族心理学研究の論文25枚、それとこれからがんばる雲母書房の30枚。それと映画「スティーヴィ」の宣伝文、だ。
合間に水泳とサウナに行った。
それだけの3連休・・まるで修行僧(いや、修行尼)のような生活なのだ。
でも今週はきっともっと楽しいことが待っている。新年会が2回。
いずれも男性と。
むふふ、秘密、秘密。





