2005年11月16日

気温差、35度!

バンクーバーから帰ってからも超多忙な日々が続いている。
こんなに仕事を空けてしまうと、HCCの収益にも甚大な影響が起きる。自営業は一日休むと「日銭」が減る、といつも実家の親たちがこぼしていたことを思い出す。
うーむ、なんという世代間連鎖(涙)・・同じことばを還暦間近のわたしが語るようになるとは。経済と直結したカウンセリング行為こそがスキルアップにつながる、半ば本気で語ってきたのだが、今となっては研究・研鑽のための時間がこれでも圧倒的に足りない、と思う。朝から晩まで研究ばかりして、それでお給料がもらえるなんてほんとに贅沢だ、と心より思う。私なんか、私なんか、うえーん、本読んでるとカウンセリングできないし、原稿書いてるとカウンセリングできないし。そうすると収入もなくなるし、HCCなんかすぐにつぶれちゃうし。いっぱいまとめて本にしたいことがあっても、書く時間がない。
手を広げすぎるといわれるが、残された時間を考えるとせいいっぱいやるしかない。なんとか経営を気にしないでもっと執筆と研究のために時間が欲しい。
トリッパーの校正を今夜中に仕上げ、明日の晩は頼まれた書評を書き上げ、あさってからいよいよ沖縄。
今日なんか、びっしりつまったカウンセリングに加え、時間外で残業カウンセリング(ふーっ)その後日経新聞の取材。明日も1時間時間外残業カウンセリング、昼間もぎっしり。
帰ってから書評を仕上げなくては。
沖縄は上野さんといっしょに二泊。琉球料理をごいっしょし、土曜は二人のトーク。半分はお互い息抜きもあるんだけど、それでも気温の高い沖縄に行くのは着るものを考えてしまう。おまけに日曜夕方帰ってから大きな旅行かばんにパッキングをしなおして、月曜にオタワへ出発。シカゴ経由だが、長旅の果てに待っているのはマイナス10度の雪景色のオタワ。なんと計算してみたら、温度差が35度。なんだか世界中を飛び回って演奏活動しているピアニストみたいな気分。
そうでも思わなければちょっとくらくらする世界だ。性犯罪処遇プログラムの研究班でオタワ、キングストンと各地の刑務所を巡る。性犯罪とかDVとか、あーあ、暗い世界だなあ。疲れているとさすがのわたしの好奇心もげんなりして、おいおい勝手にやってくれよ、といった気分になる。
「勝手に女房殴ってりゃいいじゃん、そうすりゃ妻は逃げるよ、覚悟しろよーっ」とか。「てめーら、子どもにはなんにもわからんと思ってんのか」「女の子を人間と思ってねーんだろうが、おらおら」「女の体に触ると相手が喜ぶなんてうぬぼれるんじゃねーぜ」とか。
ちょっといつもの格調高い文体が穢れてしまったようだ。いかんいかん。
というわけで寸暇を惜しんでしまうせこい信田になってしまった。
Blogもたぶんこれでオタワから帰国まで書く余裕がないだろう。無事真夏から真冬への気温差を風邪を引かずに乗り切れるよう祈るばかり。
いくつかすでに来年の初夏までの講演予定が埋まっていく。断れないわたしが悪いのか。
ではでは、オタワ滞在記を楽しみにしていてくださいな。

投稿者 sayoko: 22:40