2005年07月26日
typhoon おばさま〜
このところ土日は講演も切って原稿執筆に集中したせいで、「現代のエスプリ」25枚、晶文社35枚と書きまくった・・ふー、それにしても辛い毎日だった。
気管支の不調もあるかもしれないが、原稿を書いたせいか1,5キロ体重が減った。ほとんど体重の増減が少ない私だが、よほどの苦行だったのか、と自己憐憫にふけった。なんてかわいそうなんでしょう、こんなおばさんなのにね、よしよし。
と書いてくると、昔(というかちょっと前なんだけど)の娘の友人で超かわいい少年のことばを思い出す。もちろん10代の終わりだぜ。なんだか感受性だけをびんびん張り詰めて生きているような男の子で、すごーくピアノがうまくて、横顔が暗いくせに正面から見つめる眼はカラっと澄んでいたっけ、たっけ。
彼はいつもわたしを「おばさま〜」と呼んだ。その語尾の伸ばし方、鼻にかかったような声を聞くとうっとりしたものだ。
ひさびさに「おばさま〜」という声を聞いたような気がしたのは幻聴だったのだろうか。あまりの頭の使いすぎでもの狂おしうなったのか、ついにそこまで追い詰められたのか、哀れじゃのう。
飛び回っているのも疲れるが、でもやはり文章を書くほどではない。偉い作家を真似するわけではないが、ほんとに文章を書くのは孤独な作業だ。特に研究論文のような型にはまった文を求められているわけではないので、もっと孤独だ。研究論文は先行研究者の引用・参照があるので、どこか見守られてお手手を引かれて書いている気分にもなれる。
私の場合、引用・参照資料はすべてわたしの記憶の中にある(ちょっと傲慢?)。つまりクライエントとの出会いの記憶こそが資料なんだね、はい。
だからよほどの動機というか、よほどの思い上がり、怒り、使命感といった情動が駆動しないと書けないという悲惨をもたらすこともある。
でもやっと晶文社は脱稿!!ばんざーい!!おばさま〜おめでとう!!おお、めごいやつやのう、むふふ・・・
と、ところが別の難物が控えているのでごわす、油断はできんでごわす。
もうやめてけろ〜、台風も到来するし、地震にも襲われたし、いっそすべて運んでいってけろ〜、
台風おばさま、やけにならないでね、大丈夫だよ、僕が見守っててあげるよ。
いったい何いってんだか、どうもすみません。次回のBlogはもっとまじめにやりまっしょい!





