2004年09月08日

レスポンス

「ライファーズ」というドキュメント映画をご存知ですか。
たぶん単館上映で全国公開になると思います。東京では東中野のぽれぽれで上映予定です。意味は「終身刑受刑者」。なかなか重い内容ですが、一見の価値ありです。わたしの新刊「虐待という迷宮」の鼎談相手がアミティの女性メンバー、シャナさんなので、10月17日の日曜夜8時半から、映画館ぽれぽれで上映後のシンポジウムに参加します。
映画のなかで受刑者のひとりのことば『責任responsibilityとは応答することができるということだ』が深くこころに響きました。自らのの犯した罪の被害者にたいして応答していくことが責任をとることだ、というわけです。
わたしの本(『依存症』「アディクションアプローチ」など)を読まれたかたはおわかりでしょうが、アディクションは自助グループの力によってその全貌が明らかになってきたという歴史をもっています。この映画もライファーズが当事者として援助するという自助グループの記録ととらえることができます。
精神医療もいまやべてるの家の活動を見るまでもなく当事者の力を無視できなくなっています。かわいそうな、病気の、援助が必要な、困ったひとたち、というとらえかたからの転換が必要な時代がやってきたと思います。
またこの映画は加害者と被害者という単純な価値判断、2分法を超えなければならないことを示唆しています。春秋社の新刊本のなかでもわたしが繰り返し述べており、いちばんこだわったのがその点でした。
なんだか「加害・被害の迷宮」に入ってしまった気分です。

といったことを考えながら今日も水泳に行ってきました。なかなか思うようにいきません。でもくやしいから絶対やめない!とバタ足おばさんをやっているわたしです。台風がまたやってきて日本を縦断しました。皆さんのお住まいの地域はいかがでしたか。なんだか大きな台風がとおると通路ができちゃうんですってね。習慣になるってやつでしょうか。交通事故に遭うとなんども遭うといいますからね。幸運なら何度会ってもいいですが・・
晶文社のHPの連載もいよいよ終盤です。ぜひ読んでください。

投稿者sayoko:00:28 |